【特別編】科学の甲子園応援団・黒ラブ教授✕全国大会開催地県代表校オンラインインタビューレポート
「全国からみんながつくばに集まることが、今からとても楽しみ!」
茨城県代表・県立並木中等教育学校のメンバーが大会への抱負を語る
2月27日(月)夕方、科学の甲子園応援団を務める、芸人で科学コミュニケーターの黒ラブ教授が、第12回科学の甲子園全国大会に茨城県代表として出場する茨城県立並木中等教育学校の代表メンバー7人にオンラインインタビューを行いました。
2年連続出場メンバーを含む精鋭7人でチームを編成
同校は、3年連続6度目の全国大会出場。昨年も開催地県代表としてオンラインインタビューに協力してくれており、約1年ぶりに黒ラブ教授との再会を果たしたメンバーが5人もいました。本大会のチームは、同じクラスの2年生7人で編成。それぞれが物理、化学、生物、地学、数学、情報の各教科・科目を得意分野としており、キャプテンは、地学が得意科目だという山川さんが務めます。
まず、黒ラブ教授から2022年11月19日に行われた県大会について問われると、「自分が担当した科目はよくできたと思う」「実技競技も事前に何週間も練習してきたので、当日はその成果が出せました」と筆記競技、実技競技ともに、ある程度の手応えを感じていたと振り返りました。また、「学校に先輩たちが残していってくれた実技競技の製作物があり、今回もそれを参考にしながら試行・練習を積み重ねました」と、科学の甲子園出場常連校ならではのエピソードも教えてくれました。
科学の甲子園は、日頃学校で学ぶ内容をもとに、知識の量ではなく、その知識をいかに活用するかを問う総合的な問題が多く出題されるのが特徴です。全国大会の過去問を研究する過程で、「科学とはいえ、社会的な話題が出てくるなど視野を広く持たないと解けない問題があって驚きました」「学校のテストはもちろん、大学入試や科学オリンピックとも違う“やりがい”があるなと思います」「最初の一つの数値を誤るとすべての解答に影響してしまうので、正確性が重要だと感じました」とさまざまな気づきを共有しながら、準備を進めるメンバーたち。所属する部活動が異なるため、筆記競技は個人が得意とする分野に各自で取り組み、実技競技はスケジュールを立てて放課後に集まって活動しているとのこと。事前公開競技についても「実は、薄々こんな問題が出るんじゃないかなと予想していました」と明かし、プログラミング系やロボット系のコンテストに出場経験のあるメンバーを中心に試行を重ねているといいます。
競技で競い合うだけでなく、交流も存分に楽しみたい!
チームが抱える現在の課題について黒ラブ教授から解決策を提案するなど、終始笑いと笑顔が絶えない和やかな雰囲気で進行したインタビュー。最後に、黒ラブ教授から全国大会について問われると、全員が「プレッシャーよりも楽しみのほうが大きい!」と即答しました。「全国から高校生が集まるので、好きな教科・科目についてはもちろん、学校生活についても話してみたい」「学校の授業ではあまり実験がないので、全国大会でどんな実験ができるか楽しみ」「しっかりと役目を果たし、よい結果を残してみんなでガッツポーズできたらいいな」と語ってくれました。また、全国の代表校に向けて「研究都市つくばならではの雰囲気を楽しんでもらいたいです」「今回は3日間一つの会場に集まって行われるので、競技だけでなく交流も思う存分楽しみましょう」「気をつけてつくばに来てください。会場で待ってます!!」と温かな歓迎メッセージを寄せてくれました。
17日からの全国大会にも、どこかで黒ラブ教授が登場するかも?!皆さんで思い出に残る素晴らしい大会にしましょう。