国立研究開発法人 科学技術振興機構

【特別編】科学の甲子園応援団長 根岸英一先生からの第3回大会へのメッセージ

会場に集まった数多くの生徒たちに語りかける根岸先生

第2回科学の甲子園全国大会には残念ながら参加できませんでしたが、昨年度の生徒の皆さんの競技の様子を聞き、高校生の皆さんの溌剌とした、また真剣に競技されている様子が目に浮かび、大変嬉しく思いました。第3回大会においても高校生の皆さんが難問をチームの力で解決する様子を想像すると今から開催が待ち遠しく感じられます。

さて、科学の甲子園は競技会ですから、各代表校に成績順位がつきました。優秀な成績を収められた学校の皆さんはおめでとうございました。そうでなかった生徒さんもぜひこれからもがんばっていただきたいと思います。

科学の甲子園は出会いと発見の場でもあります。47都道府県の代表が他県の理数好きと競い合い、交流する機会を得るわけですから、きっといい刺激になるはずです。全国の仲間と切磋琢磨した経験は皆さんの大きな宝となることは間違いありません。高校での勉強はとても大切なものです。数学、物理、化学、英語など、高校で習ったことが私の今の研究の基礎になっています。高校時代に習ったことが、それ以降の専門レベルを行っていくための基礎になります。高校生の皆さんには今後いろいろな将来がある訳ですが、高校での勉強は、いくらしっかりやっても損はないと思います。皆さんには、自分がよくできることを見つける努力をして、それを好きになり、自分のやりたい道を突き進んで、社会に還元できる価値を生む人になっていただきたいと思います。

独立行政法人科学技術振興機構 総括研究主監 根岸 英一